2021年7月20日火曜日

ダイダラボッチの「線の記」

■先月だったかの…

世田谷区報「せたがや」で告知されていた世田谷文学館の

【オンラインイベント】巨人伝説を探れ! ~ダイダラボッチ探検隊を募集~

https://www.setabun.or.jp/event/daidara/

■忘れかけていた…

今日7月20日から合計50名の参加者募集開始だった、8月21日午前のこのイベントを、手帳のメモで思い出し、もしかしたら、ほとんど滑り込みのタイミングだったかもしれませんが、参加申込ができました。

■このイベント…

なんといっても、講師がスゴイ。

新田次郎「劔岳―点の記」

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88-%E5%8A%92%E5%B2%B3-%E2%80%95%E7%82%B9%E3%81%AE%E8%A8%98-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%96%B0%E7%94%B0/dp/4167112345/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%82%B9%E3%81%AE%E8%A8%98&qid=1626782068&s=books&sr=1-1

でも言及されていますが、明治40年7月、陸軍参謀本部陸地測量部の測量隊が三角点を設定するために劔岳に登頂した際、山頂に遺されていた鉄剣などから、はるかにそれに先だった平安期とも考えられる時期に修験者が登頂していたことが判明しています。

■この修験者の…

登頂ルートを、自らの解析と自らの足で解明したのが

「線の記」

https://www.amazon.co.jp/%E5%89%B1%E5%B2%B3-%E7%B7%9A%E3%81%AE%E8%A8%98-%E5%B9%B3%E5%AE%89%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%88%9D%E7%99%BB%E9%A0%82%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%80-%E9%AB%99%E6%A9%8B-%E5%A4%A7%E8%BC%94/dp/4022516976

の著者の高橋大輔氏。

https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1042

このイベントの講師は、まさにその高橋氏なのです。

■見ようによっては…

「点の記」を「線の記」で、オーバーライドしてしまった高橋氏。

それだけでも、これまでの南方柳田に始まるものとは全く違った切り口のダイダラボッチ論がうかがえるのではないかと「ワクワク」しています。

【追記】2021/07/23

■どうも…

ネット上の情報を読むにつれ

「これは、是非とも『原典』を読まなければ」

との思いが募り、アマゾンに発注していた「線の記」が今日夕方届いた。

■とにかく…

早く読みたいのだが、とりあえず「どこから読むか」が大問題。今日中に、可能な限り、著者の「思考の構造」を識りたいためである。

 これまでのネット上の情報から得た予備知識では、著者が「剱岳のファースト・クライマーである修験者の登頂ルート」を推論するときのキーワードが、とある地図に記載されていた「ハゲマンザイ」という地名だったらしいので、この本のp.187以下のl「第8章 ハゲマンザイへ」から読み始めた。

■これが…

大正解のようで、筆者が、どのような、過去からの知見と前提に基づいて、どのような事実(ファクト)を認定したのかが、非常にわかりやすい構造になっている。

 まぁ、どちらかといえば民俗学的な論考だし、著者は研究者(学者)ではないので、史学的にみれば、穴というか、他の解釈の可能性についての検証は甘いのだろうが…

■それにしても…

反論しようとすれば、それなりの信憑のある根拠・史料は示す必要があり

・マトモに検討する史学系の研究者(学者)さんが

そのような、きちんとした反論を提起するなら「文明に益する」ので、著者も大歓迎だろう

・郷土史家と称するオジイさん、オバァさんのうち「思い込みだけが強い方々」には

世間に相手にされる、マトモな反論を提起するのはなかなか難しそうに思う

【追記】2021/08/03 所定のワークシートを提出



【追記2】

■この機会に…

当方の別ブログを含む、ダイダラボッチ関連のアーティクルのへのリンクをまとめてみました。

櫻井教授のだいだらぼっち
https://daidarabotch.blogspot.com/2021/03/blog-post_28.html

「ダイダラボッチの足跡」インター・ロッキング・ブロック貼工程巡見
https://daidarabotch.blogspot.com/2021/01/blog-post.html

「ダイダラボッチの足跡」墨出し工程巡見
https://daidarabotch.blogspot.com/2020/11/blog-post_25.html

代田に関連する別ブログの記事など
https://daidarabotch.blogspot.com/2020/11/blog-post_28.html
中のリンク先
■ダイダラボッチ関係
 柳田國男のダイダラボッチ探訪時の地図
 武蔵野會のダイダラボッチと柳田國男のダイダラボッチ
 ダイダラボッチ川源流部
 講演会余録「代田のダイダラボッチ」の弁天堂
 Half Mile Project 調査サブノート:ダイダラボッチ考

       なお、

google map:出穂山トライアングル+だいだらぼっち

■加えて…

世田谷区北沢総合支所編「まちづくりニュース №18」
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/003/002/002/d00133207_d/fil/setag
aya_news_no18.pdf


■追って…

武蔵野會のダイダラボッチと柳田國男のダイダラボッチ
http://baumdorf.cocolog-nifty.com/gardengarden/2020/04/post-85aaa1.html

中に、各ポイントの、google map への下記のリンクを追記しておきました。


【Y0】代田のダイダラボッチ
世田谷区代田6-18あたり
https://goo.gl/maps/ru1PK6a6sXKhE5vc8
(↑推定:池跡にポイント)
【S1】下馬引澤村鶴ケ窪
世田谷区立鶴が久保公園
https://goo.gl/maps/E8R33s2eNMX3xSN9A
【T1】駒澤村大字上馬引澤→弦巻村阿弥陀丸か?
https://goo.gl/maps/o3JX9yv4TvFxxgTQ7
【T2】駒澤村大字野澤→【S1】に同じか?

【T3】碑衾村大字衾字谷畑
目黒区自由が丘2-3あたり
https://goo.gl/maps/2B8nypBrHKj3YiCu9
【Y1】【S1】に同じ

【Y2】下目黒村清水か?
目黒区目黒本町1-14あたり
(ただし、【T1】からの方向は整合ながら、距離は不整合。
しかし、柳田のいう「土工」跡はここにしかない)
https://goo.gl/maps/8aLePk3Kkub8XfYm9